口腔咽頭外傷
口腔咽頭外傷とは 口腔咽頭外傷は意外にも小児科受診の原因としてみられる疾患です。受診される年齢は3歳以下が多く、机の店頭や階段や椅子からの転落で受傷するなどが原因です。てんかんや失神性の疾患が契機となることもあり、注意が必要です。 診察・検査 口腔内は結構が良いため小さな傷でも著しい出血を認め、気道閉塞することがあります。出血量が多い場合は気道確保ができる準備も診察時にする必要があります。軟口蓋に何かが突き刺さっている場合は、鼻腔内や脳幹方向に穿通している可能性があるため、必ず頭頚部CTで評価をしてから処置をする必要があります。 舌咬傷 よくみられる外傷のひとつです。血管が豊富なため出血がかな…